第14期(平成18年12月)
その1.日比谷線(12月16日)

今年の10月は珍しくみなとみらい号の運行がなかったのは、
東横線の運行体系に変化を及ぼした重大なトピックが控えていたからでした。それは・・・、

平成18年9月に元住吉駅が高架化され、目黒線で急行運転が始まったことで、 都営三田線とメトロ南北線〜埼玉高速線発着のみなとみらい号の運行体制をどのようにするかが焦点になりました。

というのは、武蔵小杉の南端にあった目黒線から東横線への渡り線がなくなってしまったため、
・目黒線の本線が日吉まで延びるまで運行を見合わせるか、
・武蔵小杉に渡り線を新設するか
・田園調布の非常用渡り線を使うか
この三者択一となりました。
これまで東横線の本線となっていた、武蔵小杉の南端から見て内側の線路は将来目黒線の本線となるとはいえ、 当面は元住吉検車区への引き込み線として使われるため、下り列車なら枕木が準備されている渡り線を新設するか、 元住吉検車区を抜けて日吉側への出庫線を通るウルトラC的な作戦も考えられましたが、 上りは逆に日吉から直接元住吉検車区に入庫できる構造ではないため、
・やっぱり日吉延長まで待つか、
・田園調布の渡り線を活用するか、
・大穴として武蔵小杉で入庫線を使ったスイッチバックで転線させるか、
この状態をどのように解決すべきか注目が集まっていました。

また7月に目黒線の武蔵小山駅と西小山駅が地下化されたことで、
・目黒線でも急行運転を行うか、各駅停車のままか
も課題でした。

これらの関係で、時刻表を掲載している以上、正確なアップデートができるまで
沿線での撮影を自粛、当分の間はダイヤの調査と変更点のピックアップが中心となります。


ダイヤ改定間もない10月は様子見なのか設定を休止、12月に再開することになりましたが、
その結果・・・
・目黒線内は急行運転
・武蔵小杉の渡り線の準備が間に合わないため田園調布で転線
となり、通常は使わない田園調布の渡り線がみなとみらい号のために陽の目を見ることになりました。
「備えあれば憂いなし」とはよく言ったものです。

今回は高架化された元住吉での撮影を意識的に多くしたかったのですが、
往路の元住吉通過を逃してしまい、まずは入庫回送を・・・


以前は日吉で待避していたのに今回は元住吉になったんですね・・・
13運行の特急をやり過ごして武蔵小杉から入庫します。

上りは一度武蔵小杉に引き上げてからの入庫なので、このように駅の下でまた迎え撃つこともできるようになりました。


そういえば今回ダッシュボードのヘッドマークが特別バージョンになってますね・・・

上り列車の時間帯は暗く、ISO1600を使用してノイズまみれになるか、流しでぶれるかのどちらかになるため、 諦めて定点撮影に変更。
元住吉出庫を見送って菊名まで先行、05運行の続行で回送を確認したものの、 車掌の話では「日吉から本線に入れている」とのこと。 明るくなったら木月陸橋跡で日吉への出庫線を登る回送のみなとみらい号を撮れるかもしれないので、 来春になったら試してみたいと思います。


今度は日吉へ先行して、屈辱の特急待避を押さえます。

方向幕の調子がおかしかったようで、検車係員が添乗していました。その間は方向幕の撮影会状態に・・・


今回は日比谷線まで行かず、中目黒で打ち切りました。



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