東京モーターショー2007 (平成19年10月26日〜11月11日)その8 |
・BMWハイドロジェン7(水素自動車) 世界初の量産型水素自動車を謳う、マツダRX−8ハイドロジェンREの現時点での対抗馬。 7シリーズの760Li(新車価格1745万円)をベースにガソリンと水素を切り替えることができるバイフューエルを採用、 Cピラー(リアドア後ろ)に水素充填口が増設されました。 エンジンは排気量6リッタークラスのV型12気筒エンジンを搭載していますが、 最高出力260馬力(水素使用時、ガソリン使用時は450馬力)まで低下するとはいえ、100km/hまでの発進加速は9.5秒。 まだ限定リースの領域で、現時点では100台が生産されていますが、市販されたら2000万円は下らないでしょう。 隣にはSUV・Xシリーズのコンセプトモデル:X6アクティブハイブリッドもいました。 |
・マツダプレマシーハイドロジェンREハイブリッド RX−8とカラーリングを揃えた水素とガソリンのバイフューエル+ロータリーエンジン車ですが、 ”伝家の宝刀”の次の一手として電気式ハイブリッド機構を組み合わせてきました。 しかし水素ロータリーエンジンはドライブトレインから切り離されて発電機に徹し、 実際の動力源はモーターというシリーズハイブリッドを採用。 ただミニバンタイプの水素自動車&燃料電池車は3列目に大きな水素タンクが鎮座しているため、 乗車定員が5人に減った上に荷物室まで削られるという宿命が・・・ (三菱グランディスFCVの反省と課題はいつになったらクリアできるのだろうか・・・) |
・ホンダFCXコンセプト 二輪車を除けば燃料電池車の出展はこれとベンツくらいか? 試乗会の現行型FCXは3ドアハッチバックでしたが、今回は実用性を重視して5ドアになりました。 アメリカではFCXクラリティとして来年からリース販売を開始することになったようですが、日本ではいつになることやら。 FCXコンセプト&クラリティに採用した燃料電池スタック(左)とモーター(右) 従来の燃料電池スタックは横長で、燃料電池セルを水平に積み重ねた形状が多かったですが、 今回はセルを立てた構造のため縦長になっています。 燃料電池の”排水”対策でこのような形状になった逆転の発想とはいえ、他社が追随するか? 燃料電池スタック・電動機いずれも最高出力は100kWにアップしています。 |
・ヤマハ発動機FC−Dii 今夏のエコカーワールドでFC−meという燃料電池スクーターを試乗しましたが、 そのFC−meをバージョンアップさせたのがこれ。 2007年9月に敢えなく生産中止の憂き目にあった電動スクーター: EC−02とパッソルLのリチウムイオン充電池を採用することで出力アップと航続距離の延長が図られました。 これ市販されたら欲しいけど、その前にパッソルL再開しないかな? FC−DiiとあわせてFC−AQELも一緒に展示されていました。 |
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